2022/09/04 14:37


柔術を効率的に学ぶ上で大事なのはセオリーである。セオリーを知るものと知らないものでは習得するスピードに差が出る。なぜなら、何を優先的に学ぶかがセオリーには記されているからだ。セオリーとは道標。柔術テクニック動画よりも先にセオリーを知ることこそが上達の近道なのだ。金古一朗が自身の18年間の柔術人生で編み出した柔術セオリーを是非ご覧いただきたい。ここにあるのは、先人の知恵である。知恵の実を食べたあなたは悪魔的なスピードで自分がやるべきテクニックが見えてくるだろう。

通常、柔術を学ぶというのは、これこれこういうシチュエーションを打破するには、このテクニックを使います。というような説明を受けます。道場のクラスであったり、テクニック動画も基本的にこのフォーマットです。しかし、そのフォーマットは、そのシチュエーションでの1つのやり方を説明しているだけなので、それ以外のやり方というのがなかなか思いつきません。まだ柔術の技の全体像がわからない初心者の時は、おぼろげに全体をなぞる形に覚えるのもいいと思いますが、上達していくということは、それらを丸覚えすることでは非常に効率が悪いのです。そこで重要になってくるのがセオリーです。セオリーとは、つまり、あるシチュエーションにおいて、具体的なテクニック(手順)以前に、何を考えて率先してやるべきか。を説明したものです。またセオリーとは、多くの人がとる定石とも言えます。定石を知ることにより、効率的にテクニックが習得できるようになります。なぜなら、何を優先的に学ぶべきか見えてくるからです。